緩和病棟だより「父に似た人」 緩和病棟だより「父に似た人」 | 芦屋のアロマ/ステラ・マリス

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緩和病棟だより「父に似た人」

2017.04.29 by 佐々木 恵子

お元気そうに見えるそのロマンスグレーの患者さま
マッサージをうけながら「いろんな事したけど、結局、何も効かなかった」と呟かれました。

付き添われていた奥様と娘さんも帰られ
病室には私とその方の2人だけになりました。

ゆっくり足のマッサージをさせて頂いていると
その方は独り言を言う様に色んなお話をしてくださいました。

お元気そうに見えますが、
この病棟に来られたという事は、
ご自分の残された時間は分かっていらっしゃる、という事で、、、、。

前にいた病院での事、
この病院での事。
辛い治療もして来た事。
そして、ここに来た事。

「色んな事したけど、結局何も効かなかった」

その言葉を、
穏やかに言えるという事。

いつのにか静かになられ、
静かな寝息が聞こえてきました。

年頃も
髪の白髪の具合も
穏やかなその話し方も、

実は、
私の父が亡くなった時にとても良く似ていました。

そして、
先に帰られた娘さんは
父が入院してた頃の私を見る様でした。

初めてのアロママッサージを
とても気に入って下さったその方は
「また、来週もお願いします」と
おっしゃってくださいました。

来週が楽しみです。

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佐々木 恵子
緩和病棟でのアロマボランティアとして8年間で約1600名のがんの患者様、そのご家族、病院スタッフをケアした経験を元に、芦屋をベースに「アロマハンドケア養成講座」を始め、家庭から医療、介護分野で活かせるアロマセラピストを育成しています。
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