「どうして緩和病棟でアロマをしているんですか?」 緩和病棟だより「どうして緩和病棟でアロマをしているんですか?」 | 芦屋のアロマ/ステラ・マリス

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緩和病棟だより「どうして緩和病棟でアロマをしているんですか?」

2017.03.29 by 佐々木 恵子

「どうして緩和病棟でアロマをしているんですか?」
と今日初めて担当した患者様に聞かれました。

皆さま、こんばんは
緩和病棟アロマセラピスト
英国IFPA認定芦屋サテライト校
佐々木恵子 です。

実はこの質問よく聞かれます

緩和病棟でアロマセラピーをしている事は
やはりまだ珍しいのでしょうか?

何故してるのでしょう?????

自分でも、何故なのか不思議になる事がありますが
昨年、その答えが分かりました!

それは、、、、、、、、

22年前に肝臓ガンで亡くなった「父」 だったんです。

22年前は、まだ緩和病棟もなく、
がんの告知もとんでもない時代でした。

最後の入院生活。
幸い、それほど痩せ細ることもなく
チュ-ブに繋がれることもなかったガン患者だった父。

アイスクリームを一緒に病院の売店に買いに行きました。

最後は、腹水が溜まり辛そうに大きく膨らんだおなか。

黄疸も出て黄色くなったカラダ。

大好きだった父が、そんな状態になっても
私はベッドの側に座っていることしかできなかった。

「桜の花がもう一回観たいなあ」と言って亡くなった父。

3月28日、この日は父の命日です。

もっと何かしてあげれる事があったんじゃなかったのか、、、、、、

その想いが
ずっと私の心の奥に隠れていたようです。

今日、私に「どうして緩和病棟でアロマをしているんですか?」

と聞かれて、

「父に何もしてあげれなかったから、
その代わりにさせていただいているのかもしれません」

と答えました。

病院は、なんだか消毒臭もして、できたら余り行きたくない所。

でも、
私には、父と最後に過ごした思い出の場所。

無機質なエレベーターも
今はコンビニになった売店の雰囲気も、
ザワザワと大勢の人が行き交うロビーも、

全てが懐かしく、私の体に馴染んでしまう。

22年前にタイムスリップして
父に「ハンドマッサージしてあげる」と言ったら
父はなんて言うだろう。

「そんなん、やらなくていい」と言うか。
「それなら1回やってみて」と言うか。

今は天国で
患者の皆さんにアロマのマッサージをしている私の姿を
にこにこしながら見ている気がします。

そして、
「頑張れよ」と言ってくれているはず。

「ありがとう、お父さん」

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佐々木 恵子
緩和病棟でのアロマボランティアとして8年間で約1600名のがんの患者様、そのご家族、病院スタッフをケアした経験を元に、芦屋をベースに「アロマハンドケア養成講座」を始め、家庭から医療、介護分野で活かせるアロマセラピストを育成しています。
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